ごあいさつ

ごあいさつ

くま川鉄道は、大正13年3月末に開通した、国鉄「湯前線」から始まり、昭和62年3月特定地方交通線に選定され、廃線の危機を迎えましたが、沿線の高校生の大事な足として、平成元年10月に、人吉球磨の市町村と、民間の出資による、いわゆる第三セクター方式により、くま川鉄道として新しく開業いたしました。

利用客の8割が沿線の高校に通う通学生で、近年は少子高齢化の影響で年々利用人員は減り、開業時の約半分までとなっておりますが、開業時に新駅として誕生した「おかどめ幸福駅」が、日本で唯一「幸福」の名前が付く駅として有名になり、観光のお客様が多く訪れるようになりました。

平成26年の新型車両導入時には、観光列車仕様の「田園シンフォニー」5両が運行し、地域の方々が駅や車内でおもてなしを行う観光列車は、国内、海外のお客様も利用されるようになりました。

令和2年7月4日人吉球磨地方を襲った集中的な豪雨は、一瞬にして壊滅的な被害をもたらし、くま川鉄道も球磨川第四橋りょう流失、保有する車両5両すべてが浸水するなどしたことから、長期間の運休を余儀なくされ、全区間代替バスによる輸送する期間が1年半続きました。

 被災して約1年半が経過し、沢山のご支援を頂き、令和3年11月28日、肥後西村~湯前区間において部分運行を再開することができた事は、疲弊した人吉球磨地域のみなさんの大きな希望となり、沢山の笑顔を見る事ができました。

全線開通までにはまだまだ時間がかかりますが、一日も早い全線復旧を目標に、社員一同がんばってまいりますので、今後とも皆様の温かいご支援、ご協力の程どうぞよろしくお願い申し上げます。

令和4年4月吉日
くま川鉄道 社員一同

 

 

 

令和8年3月23日

 

くま川鉄道全線運行再開日及び、新駅名ついて

 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素よりくま川鉄道に対し、多大なるご支援と温かいご声援を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、令和2年7月の豪雨災害により甚大な被害を受け、部分的な運行と代替バスでの運行が続いておりましたが、このたび令和8年9月20日(日)に全線での運行再開するはこびとなりましたことを謹んでご報告申し上げます。

 被災直後、濁流に飲み込まれた線路や、球磨川第四橋梁の姿を前に、一時は途方に暮れる事もございました。しかし、本日、皆様に全線運行再開の日を発表できましたのは、復旧を信じて待ってくださった地域の皆様、全国から心温まる義援金、寄付金やメッセージを寄せてくださった皆様、そして復旧工事にご尽力頂きました関係者の皆さまの支えがあったからに他なりません。

 くま川鉄道は単なる移動手段ではなく、地域の日常と笑顔を繋ぐ「希望の鉄路」であると再認識いたしました。

 全線運行再開はゴールではなく、新しいくま川鉄道の歴史の始まりです。これからも全線運行を第一に、人吉・球磨の皆さまと一緒に歩み続け、地域に愛される鉄道として、邁進してまいります。
 全線運行再開の日には、皆さまとお会いできる日を社員一同心より楽しみにしております。

 略儀ながら、全線運行再開のご報告を心からの御礼申し上げます。

駅名の改称について

運行再開に合わせ、以下の2駅について駅名を改称いたします。

 川村(かわむら)➜ 新駅名:相良十島(さがらとしま)

被災後の再建にあたり、浸水対策として場所を移転しての機能復旧を行いました。

移転先が「十島菅原神社」の近隣となることから、地域の象徴として「さがらとしま」に変更いたします。

 東多良木(ひがしたらぎ)➜ 新駅名:多良木青蓮寺(たらぎしょうれんじ)

全線運行再開という新たな門出を機に、以前よりご要望をいただいておりました名称へと変更いたします。